仕事に対するモチベーションの向上を目指すためには、介護職員のスキルアップが欠かせません。毎日のルーティンワークをこなしているだけでは、スキルアップの機会がなく、モチベーションも下がってしまいます。
まずは、短期目標なり長期目標なり、自分がどうなりたいのかを目標設定することが重要になります。例えば、「ケアマネージャーの資格を取る」という目標を設定したとします。すると、自分の知識を深めるためにあらゆるところから情報を得ようとし、その職員は積極的に行動を起こします。
普段の業務の中でも得られる知識はあるでしょうが、最も効率よく知識を深められるのは勉強会や研修会です。
介護職員の研修の中でも介護福祉士実務者研修は、上位資格で取得することでより実務の知識が深まります。さらに資格手当を受けられたり、サービス提供責任者を目指せる地位に付けたりと保有していることで多くのメリットがあります。
仕事の幅が広がるので、無資格では働けなかった職場でも採用してもらえる可能性が高まります。初任者研修と実務者研修は、別々に取得できますが実務者研修だけを受講しても特に問題ありません。確実に最短距離で知識を身に付けたいのであれば実務者研修のみの受講をおすすめします。
資格の取得や勉強会、研修会への参加を通して職員がスキルアップすれば、それだけ業務の効率化が期待できます。これまで時間を要していた業務も時間の短縮が見込まれ、施設全体のサービスの質が改善されるのです。